サザンの名曲ランキング

サザンオールスターズの名曲ランキングです。サザンの歴代の曲について、CD売上やカラオケ、配信、ファン投票などをふまえ、編集部が順位を付けました。ソロの曲も含めています。いずれの曲も作詞・作曲は桑田佳祐。

トップ1011~20位21~30位

1位~10位

順位 曲名、発売年 説明
「TSUNAMI(ツナミ)」
2000年1月 TSUNAMI
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【配信:アマゾン
国民的なバラード。過ぎし日の恋心を、海の情景に絡めた。 サザンファンでない人たちも買い求めた曲であり、多くの人にとって特別な歌として記憶されている。

「めぐりあえた時から死ぬまで好き言って」「津波のような侘(わび)しさに、I know、怯えてる」など、桑田佳祐ならではのインパクトのある日本語が全開。コーラスやコード展開も美しく、サザンの集大成のような作品になっている。

累計販売数は293万以上で、サザンの最大のヒット曲。日本の音楽史上4番目に売れた曲になっている(参考→)。カラオケでもサザンの曲の中で最も歌われたとされる。

1990年代の終盤にサザンは売上が伸び悩んでいたが、本曲が起死回生の特大ホームランとなった。日本レコード大賞を初めて受賞。

TBS系バラエティ番組「ウンナンのホントコ!」内の企画コーナー「未来日記」のために書き下ろされた。

2011年の東日本大震災で津波が甚大な犠牲をもたらして以降、ライブなどでの演奏が封印されている。
「勝手にシンドバッド」
1978年6月
勝手にシンドバッド
【動画】
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<ライブ>

【配信:アマゾン

衝撃のデビュー曲。 日本語の大衆ロックの新しい形を示したと評価されている。

イントロなしでいきなり「ラララーラララ ラララー」という歌声でスタート。 当時お茶の間でなじみがなかった16ビートと、サンバのようなお祭り的なサウンドが光る。

早口でたたみかけるように歌詞を浴びせる歌い方も衝撃を与えた。 「何を歌っているのか分からない」と言われたが、 巻き舌を使いながら日本語を見事にロックに乗せた。

歌詞の随所に「江の島」「茅ヶ崎」「湘南」といったキーワードも登場。 当時の若者たちの湘南への憧れをかきてた。

この曲が世の中に登場したのは、1978年8月31日。 国民的なテレビ番組だったTBSの「ザ・ベストテン」において、 注目曲を紹介する「今週のスポットライト」というコーナーにデビューしたばかりのサザンが登場。 ライブハウスからの生演奏でこの曲をやり、衝撃を与えた。 その3週後にベストテンにランクインし、大ヒットとなる。累計80万枚以上売れた。

曲の題名は、大ヒットした沢田研二の「勝手にしやがれ」とピンク・レディーの「渚のシンドバッド」を組み合わせたものであり、 歌詞の中には登場しない。
「いとしのエリー」
1979年3月
いとしのエリー
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<ライブ(2018年)>

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3枚目のシングル。日本の音楽史上、最高のバラードの一つとして評価されている。

20世紀を代表する名曲として広く愛されており、NHKが1997年に行った国民アンケート「21世紀の日本人を感動させた歌」において、 6位に選ばれた。 日刊スポーツ新聞が1996年に行った読者投票「あなたが選ぶ21世紀でも唄われる歌謡曲」でも7位。

イントロのコーラスが聞こえた瞬間に心がしめつけられる。 「泣かした事もある」で始まり、「俺にしてみりゃ これで最後のLady。エリー My love so sweet」というサビの言葉で極まる。

桑田佳祐が後に妻となる原由子に「ごめんなさい」と謝るために作った曲とされる。 デビュー前、桑田は原にプロポーズして婚約していた。 しかし、桑田は小中学の同級生と浮気に走る。 桑田はそのことを原に告げ、別れることとなるが、 原がいかに大切かを知った桑田は翌日、 再びプロポーズをした。

そのときの想いを綴ったのが本曲であり、 曲ができたときは最初に原に電話越しで聴かせ。 原は「いいね」と笑ったという。

累計72万枚以上売れた。ザ・ベストテンで7週連続1位。 高視聴率のTBS系ドラマ『ふぞろいの林檎たち』主題歌にも使われた。

デビューから最初の2曲(「勝手にシンドバッド」「気分しだいで責めないで」)とは曲調も一転。 世間から見方が、コミックバンドからシリアスなバンドへと変わった。

史上最強のソウル歌手の一人とされる巨人レイ・チャールズによって1989年にカバーされた。 こちらは日本でオリコンチャート3位まで上昇した。
「LOVE AFFAIR~秘密のデート」
1998年2月
LOVE AFFAIR ~秘密のデート
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<弾き語り>
<女性カバー>

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LOVE AFFAIR(不倫)にハマる人の高揚とやるせない心情を唄った。

TBS系ドラマ「Sweet Season」(主演:松嶋菜々子)の主題歌。 このドラマが不倫を題材としており、桑田佳祐はそれに沿った曲を書いて欲しいという要望を受けたという。 サザンらしいサウンドの爽快さも相まって、心地よい夢想に浸れるポップスになっている。

舞台は横浜。大黒ふ頭などのデートスポットが次々と登場。ご当地ソングとしても有名になった。
2008年の30周年ライブの「ライブで演奏して欲しい曲」アンケートで4位。 サザンの曲の歴代のカラオケランキングでも4位。
「真夏の果実」
1990年7月
真夏の果実
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<ライブ>
情緒あふれるバラード。 切ない歌声とアコースティックなサウンドが特徴。弦楽器はウクレレのみが使われている。

「四六時中(じろくじちゅう)も好きと言って。夢の中へ連れて行って。忘れられないハート&ソウル。声にならない」というサビの歌詞が有名。

28枚目のシングル。 桑田佳祐が自ら監督を務めた映画「稲村ジェーン」の主題歌になった。

累計75万枚。オリコンの最高位は4位どまりだったが、長期間にわたって売れ行きを保つロングヒットとなった。 日本レコード大賞の有力候補と見られていたが、「おどるポンポコリン」に敗れた。
2008年の30周年ライブに向けて「ライブで演奏して欲しい曲」を募ったところ、リクエスト1位となった。 香港の人気歌手で俳優の張学友(ジャッキー・チュン)が中国語でカバーし、香港や中国で大ヒットしたことでも知られる。

編曲(アレンジ)として、当時ほぼ無名だった小林武史が参加した。
「C調言葉に御用心」
1979年10月
C超言葉に御用心
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<ライブ2023>
5枚目のシングル。初期の名曲の一つ。

冒頭のコーラスから桑田佳祐の渋いボーカルが哀愁たっぷり。 ピアノの伴奏も素晴らしい。 「たまにゃメイキング・ラブ そうでなきゃ・・・」というフレーズが有名になった。
「波乗りジョニー」
2001年7月
波乗りジョニー
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桑田佳祐のソロのシングル。 110万枚以上売れるミリオンセラーとなり、ソロとして最大のヒットとなった。

一度聴いたら忘れないキャッチーな曲。 軽やか。夏の海やサーフィンのイメージにもぴったり。

作曲した桑田は当初、サザンの曲にすることを考えていたが、ギターの大森隆志が脱退したこともあり、ソロの曲として採用したという。 7年ぶり、6枚目のソロシングル。 ジュース会社のCMに使われ、大きな話題となった。
「エロティカ・セブン」
1993年7月
エロティカ・セブン
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サザンならではのラテン音楽的な味のある軽ロック。 躍動感があふれる。 ラッパの音が特徴的。 原由子のコーラスも味わい深い。

販売枚数174万枚の特大ヒット。サザンのシングルの歴代セールスでは、TSUNAMIに次いで堂々の2位となった。

歌詞は、桑田佳祐の持ち味である性的な表現が全開。 いわゆる「エロス3部作」の2曲目にあたる。 1曲目は「シュラバ★ラ★バンバ(1992年)」、3曲目は「マンピーのG★SPOT(1995年)」

常盤貴子らが主演したフジテレビ系ドラマ『悪魔のKISS』主題歌。
「HOTEL PACIFIC」
2000年7月
HOTEL PACIFIC
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ラテン歌謡ロック。

桑田佳祐の地元にあった「パシフィックホテル茅ヶ崎」(神奈川県茅ケ崎市)をテーマにしている。 このホテルは、戦後最大のスターの一人で、「湘南の若大将」と呼ばれた加山雄三とその父親・上原謙がオーナーで、 1965年オープン。桑田も学生時代にアルバイトをしていた(1980年代に閉鎖)。

そんな湘南を象徴するホテルを舞台に、 「昭和の夏」をノスタルジックに表現している。 グループ・サウンズ的な雰囲気が満載。 フルートの音が独特の味わいをもたらしている。

オリコンでは2位にとどまったが、 長めのヒットとなる。 CD・レコードの販売枚数としては、サザン史上7位となっている。 カラオケでも人気。
10 「希望の轍(わだち)」
1990年9月
希望の轍(わだち)
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<ライブ、2018年)>

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ライブでみんなが合唱し、盛り上がる定番としてファンに親しまれている。 2008年の30周年ライブに向けて行ったリクエストのランキングでも堂々の2位に選ばれた。

『稲村ジェーン』のサウンドトラックアルバムに収録された。CDやレコードとしてはシングルカットはされていない。 しかし、配信ではけっこう売れた。カラオケでもよく歌われている。

1990年当時あまり有名でなかった小林武史が、桑田佳祐とともにプロデューサーに名を連ねている。 小林のピアノの音色が印象的。

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11位~20位

順位 曲名、発売年 解説
11 「メロディ(Melody)」
1985年8月
メロディ(Melody)
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「君が涙を止めない」というセリフで始まるバラード。 目の前にいる女性に別れを告げる話。 悲しむ相手を「いい女には フォーエバー 夏がまた来る」と励ます。 桑田佳祐の天才的な作詞力が全開。

サザンのアルバムの中で最高傑作の一つとされる2枚組の「KAMAKURA」に収録。 先行シングルとして発売された。 KAMAKURAはバンドが全身全霊をかけて作りこんだ労作なだけに、 デジタル音源、アコースティックギター、サックスが組み合わせた緻密な音作りになっている。

音楽評論家のスージー鈴木氏は、 著書『サザンオールスターズ 1978~1985』の中で、 この曲をサザンの初期の曲ランキングの2位に挙げている(1位は「勝手にシンドバッド」)。
12 「涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE」
2003年7月
涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~
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過ぎ行く夏の情景が描かれている。 あえてサザンらしさを確信犯的にちらつかせたようなサウンド。

オリコン週間チャートで初登場1位。 「TSUNAMI」以来3年半ぶりのシングル1位で、通算9回目

CD・レコードの販売枚数は74.3万枚。 サザン史上で9番目の数字で 21世紀に発売された曲としては最多。

カップリングの「雨上がりにもう一度キスをして」も夏をテーマにしたラブソングだった。 桑田佳祐の引き出しには、夏や海や恋をキーワードに、いくつの言葉が入っているのだろうか。

ドラマ「僕だけのマドンナ…and I love Her」(フジテレビ系・毎週月曜21:00)の主題歌。
13 「ミス・ブランニュー・デイ」
1984年6月
ミス・ブランニュー・デイ
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20枚目のシングル。 アルバム「人気者でいこう」に収録。 シンセサイザーなどデジタルサウンドを取り入れた最先端のサウンドが、当時の日本国民に強烈なインパクトを与えた。 今聞いても古臭さがない。

流行に影響されやすいミーハーな女子大生を風刺している。 背景には、バブル前夜を象徴する「女子大生ブーム」や当時のチャラい風潮があった。 その一方で、そんな「街でよくある見るタイプ」の女性を、ついつい男も好きになってしまうというむなしさを歌っている。

1984年の「熱帯絶命!夏!出席とります」ツアー以降、 コンサートでは総立ちになり、みんなが絶叫して歌っていた。

原田知世主演の映画『彼女が水着にきがえたら』の挿入歌としても使われた。
14 「涙のキッス」
1992年7月
涙のキッス
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切なさたっぷりのバラード。 失恋した男の心情を歌った。

夏の終わりと同時に、愛しい人も去って行った悲しみが表現されている。 サビは「涙のキッス、もう一度、誰よりも愛してる。最後のキッス、もう一度だけでも、君を胸に抱いて」

オリコン7週連続1位を記録した。 サザンのシングル初のミリオンセラーとなった。 売上枚数でみると、サザン史上、「TSUNAMI」「エロティカ・セブン」に次ぐ第3位。

TBS系ドラマ『ずっとあなたが好きだった』(賀来千香子主演)の主題歌。 ドラマに書き下ろした初めての曲。
15 「みんなのうた」
1988年6月
みんなのうた
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<ライブ(2018年)>

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活動休止から3年を経てリリースされた「復活の曲」。 国民的なバンドとして、再び新たな一歩を踏み出すべく、明るさに満ちている。 小林武史の編曲が新鮮味を感じさせる。

野外ライブなどでステージから放水し、観客に水をぶっかけることでも有名な曲。
16 「Bye Bye My Love (U are the one)」
(バイ・バイ・マイ・ラヴ~ユー・アー・ザ・ワン)
1985年5月
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シンセサイザーによるイントロが印象的。 アルバム「KAMAKURA」に収録された。 KAMAKURAは、1980年代に台頭しつつあったコンピューターによる打ち込みを大胆に導入。野心的な傑作となった。
17 「YaYa(あの時代を忘れない)」
1982年10月
YaYa(あの時代を忘れない)
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桑田佳祐が、メンバーの原由子と結婚した1982年(昭和57年)に発表された。 結婚を祝福してくれる青山学院大時代からの友人へ感謝の意味を込めた歌だという。 「帰らぬ思い出 Time goes by……」などの言葉で、青春時代を懐かしんでいる。

この曲を聞くとかつての恋人や仲間を思い出す人も多いという。
18 「東京VICTORY」
2014年9月
東京VICTORY
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東京にエールを送る美しい応援歌。 成熟期を迎えた都市・東京に対して、 センチメンタルで優しい視線を投げかけながらも、 「それ行け Get the chance!」と鼓舞する。 望郷や連帯感を静かに呼び覚ましてくれる名曲。

力強いメロディ、高揚感のある曲調。 スケールが大きく、かつ緻密。 経験豊かな中高年グループならではの深い味わいがある。 サザンの音楽活動の一つの最高到達点と評価する声もある。

「オーオーオー」という桑田佳祐の雄たけびは、 まさに日本版ブルース・スプリングスティーン。 桑田佳祐のボス(王者)としての存在感があふれ出ている。

オリコン1位。 レコード大賞の最優秀賞にノミネートされた。

東京オリンピック2020年の開催が決まったのは、 2013年。その1年後に発表された。 まさに五輪にぴったりの歌詞であり、 「開会式か閉会式で演奏して欲しい」という声が出たが、実現はしなかった。

桑田が自ら出演した三井住友銀行のCMに起用された。その4年後にはスバルの車のCMでも使われ、ロングヒットとなった。
19 「愛の言霊(ことだま)~Spiritual Message」
1996年5月
愛の言霊(ことだま)~Spiritual Message~
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霊的でエキゾチックな名曲。 不思議な魅力に満ちている。

サザンの他の曲以上に、歌詞が何を言っているか分かりづらい。 英語や日本語を用いた造語も交じっている。

テレビドラマ「透明人間」の主題歌にも使われた。
20 「チャコの海岸物語」
1982年1月
チャコの海岸物語
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14枚目のシングル。 CDのないアナログレコードの時代に発売された曲としては、 「勝手にシンドバッド」「いとしのエリー」に次ぐ3番目の売上枚数となっている。

甘酸っぱい雰囲気。 懐かしいサウンドが取り入れられており、 ノスタルジジックな曲。 日刊スポーツ新聞が1996年に行った名曲を選ぶ投票「あなたが選ぶ21世紀でも唄われる歌謡曲」において、39位に選ばれた。

サザンは1979年「C調言葉に御用心」を大ヒットさせた後、 しばらくシングルのヒットから遠ざかった。 1980年に出した5枚のシングルがいずれも10万枚を下回った。 バンド内にこのまま消えていくのでは、という危機感が広がったという。

そこで、ヒットが狙える音楽を追求して作られたのが本曲。 大衆のイメージにマッチする形で、 「海」「夏」「湘南」というイメージをてんこ盛りにした。

サウンド的にも、このひと昔前に流行したグループ・サウンズの青春っぽさを全面的に取り入れた。 その結果、起死回生の大ヒットとなった。

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21位~30位

順位 曲名、発売年 解説
21 「BAN BAN BAN」
(バン・バン・バン)
1986年4月
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<資生堂のCM>
桑田佳祐が中心となって結成した「KUWATA BAND」の代表作。 KUWATA BANDは、桑田の妻の原由子が産休中だった1986年4月から1年限定で活動した。

サザンの魅力であるメロディアスなポップさは生かしながら、 よりストレートでシャープな音になっている。

オリコンの週間チャートでの最高位は3位にとどまったが、長期にわたって売れ続けたため、 1986年の年間チャートでは4位に輝いた。 また、テレビ番組「ザ・ベストテン」の年間チャートでは1位だった。
22 「I AM YOUR SINGER」
2008年8月

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音楽配信のダウンロードが25万件を突破。 サザンの曲の中で、TSUNAMIとともに件数が多い。 CDでも50万枚以上売れた。

デビュー30周年にあたり、 活動休止を発表。 休止前の最後のシングルとしてリリースされた。 「夏がまた来るまでは、互いに涙見せずに」という再会のメッセージも込められている。

涙があふれてくるが、同時に元気ももらえる歌。 サザン、そして桑田佳祐が国民にとって極めて貴重なバンド(シンガー)であることを認識させられた作品でもある。
23 「白い恋人達」
2001年10月
白い恋人達
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桑田佳祐のソロの曲。 ソロの曲としては、最大のセールスを記録した。 CDの販売枚数は123.1万枚。 前作「波乗りジョニー」に続くミリオンセラーとなった。 2001年の日本レコード大賞にノミネートされた。

クリスマスソング。大人っぽいバラード。 「夏」「海」のイメージが強かった桑田が新しい世界像を創った。 (サザンの冬の歌としては、このほかに「クリスマス・ラブ」「CHRISTMAS TIME FOREVER」「シャ・ラ・ラ」などがある)。

ピアノの伴奏は原由子。 自ら出演したコカ・コーラのCMソングに使われた。

1990年代のCDバブルが21世紀に入って崩壊。 シングル市場が急速に冷え込んだ。 そんななかで、2001年発売のシングルでミリオンセラーを記録したのは4作品のみとなった。このうち桑田が2作で記録する快挙だった。

ソロ音楽家としては2001年は大成功の年だったが、 個人的には辛いことがいろいろあったという。 サザンからギターの大森隆志が脱退。 敬愛するビートルズのジョージ・ハリスンが他界。 米中枢同時テロなどにも心を痛めたという。
24 「闘う戦士たちへ愛を込めて」
2018年6月
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会社組織の中で矛盾や葛藤と向き合うサラリーマンの心情を唄った。 日本アカデミー賞の作品賞にノミネートされた映画「空飛ぶタイヤ」の主題歌として使われた。 映画のテーマや雰囲気とぴったりマッチしている。
25 「太陽は罪な奴」
1996年6月
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海辺と恋をモチーフにしたサザンの夏の定番曲の一つ。前奏からワクワクするようなドラムの名調子が印象的。

大手ビールメーカーのCMソングにもなった。
26 「シュラバ★ラ★バンバ」
1992年7月
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スピード感あふれる言葉の饗宴。 桑田佳祐の才能が光る。 1990年代のサザンを代表するアルバム「世に万葉の花の咲くなり」に収録された。
27 「ピースとハイライト」
2013年8月
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28 「明日晴れるかな」
2007年5月
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桑田佳祐のソロ。バラード。5年ぶりにソロ活動の再開で、その第一弾シングルとなった。

オリコンの週間チャートで1位を獲得。 2001年発売の「波乗りジョニー」から4曲連続での1位となり、杉山清貴(オメガトライブ)と稲葉浩志(B'z)が保有していた3曲連続の記録を塗り替えた。

フジテレビ系のドラマ「プロポーズ大作戦」の主題歌に使われた。 女優の長沢まさみ(当時19歳)とNEWSの山下智久(当時21歳)がダブル主演するドラマで、月曜夜9時(月9)の放送枠だった。

失恋や挫折を味わったときでも現実を受け入れ、自分を信じれば必ず道は開けるという、ドラマの世界観にぴったりの希望に満ちた曲に仕上がった。レコーディングには、弦楽器や管楽器の奏者ら約四十人が参加。壮大なスケール感も盛り込まれている。

桑田佳祐としては、エリック・クラプトン1974年に名作「461オーシャン・ブールヴァード」を作った感じでやりたかったという。クラプトンのようにグループ活動から一度離れて身軽になり、気負うことなく音を出した。

 そして希望に満ちたテーマにたどり着いた。くじけそうで後ろ向きになりがちな時は、現実を受け入れ自分を信じさえすれば道は必ず開けてくる、と歌いかけてくれる。ここでの桑田はどこまでも前向きで「明日」を向いている。

29 「蛍」
2013年8月
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<ライブ(2013年、公式)>
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30 「あなただけを」
1995年7月
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(参照:アテル投資顧問

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